人気ブログランキング | 話題のタグを見る

批判日記   

10時半からリハーサルがはじまる。

10時半になったら、知事のお話があった。

とても人を惹きつける話し方で、抑揚の付け方、間の取り方が聞きやすく、きっと知事らしいという感じの人なんだなと思った。

内容も興味深かった。

ただ、何十人もいるオーケストラはリハーサルしにきているわけで、その時間を使っているということ。

もちろん、今回の事業?に協力をさせていたく事を考えれば、どの時間も仕事と考え(語弊があるけど)、快く受け入れないといけないのでしょうが、知事の話を聞く多くの人が

ーー3つの〜があります。1つは…
「3つあるのか。。」

ーーそれに関連しまして、…
「あ、分岐。。」

ーーところで、
「ん、飛躍!?」

ーー2つめでございますが…
「あと2つか。。」

ーー結びとなりますが、
「あ、終わる!」

と、この様なかたちで15分弱、聞いていたのでないでしょうか(笑)


もうひとつ。
今回とある地方でのイベントで演奏をさせていただくのですが、
「文化というものを軽んじている、また、そのことを評価するような風潮がある、」というお話もあり、逆に文化から日本を変えていくといった目的もあるんだそう。
プロの演奏家を集め、一流の指揮者をむかえ演奏します。

なのに。
イベントでのパフォーマンスのために、演奏者の意にそぐわないテンポ、楽譜のカット、不要な繰り返しをして、尺を調整する、というものが存在します。

お客様は喜ぶかもしれないけど、そういうリハーサルがはじまるとどうしても

「くだらない」

という言葉がうかんでしまいます。

私たちが満足するためにやってるわけではない、けど、ベートーヴェンのシンフォニーをそのように演奏して、満足させてしまう、(満足してしまう)、というの果たして、よいことなのかと疑問に思ってしまう。

こういうのがあると、文化がなんだ、芸術がなんだ、という言葉の説得力が薄れてきてしまいます。

この辺は、課題なんだろうなぁ。




「今のは◯分◯秒だったので、あと◯秒縮めてください」


(´・_・`)

by jpobutter2 | 2012-10-26 13:31

<< 普通の日記10/26 静岡へ >>